2020年11月24日のTBS系列「マツコの知らない世界」ではワサビの世界について教えてくれたので詳しく紹介します。教えてくれたのは28年間わさびの品種に人生を捧げてきた金印わさびの玉木さん!わさびの種類や味の違い、わさびの絶景まで知られざるわさびの世界は奥深いものでした。
わさびの世界
玉木さんは金印わさびにお勤めながらも、ぜひ生のワサビをすりおろして食べてほしいのが願いだとか。
その理由がワサビは3分しか味わえないワサビ本来の草原を吹きぬけるような香りと爽やかな甘みが味わうことができるから。
すりおろして3〜5分をピークに香りも辛味も揮発してしまうんだとか。
本わさび
本わさびは縦にみたとき、上・中・下で味が変わります。
上・・・爽やかな香りと甘味(白身の刺身などにつけるのがオススメ)
中・・・上下のいいとこ取りなのが中!バランスのとれた味わいです。
下・・・ツンとする香りと辛味(辛味がシッカリとした下部分は脂身の多いトロなどにつけるのがオススメです。)
・上部分・・・わさびヨーグルトサラダ
・中間部分・・・マッシュポテト
・下部分・・・わさびチーズトースト
ちなみに、マツコさんが本わさびをすっているときに使っていたのは山本食品さんのおろし板です。
「わさび」の文字のなかに「わびさび」が隠れていますよ。
西洋わさび:ホースラディッシュ
わさびには沢で栽培される本わさびと畑で育つのが西洋わさびがありますが、本わさびも西洋わさびも辛味の主成分は同じなのだそうです。
じつは、わさびに記載されている「本わさび使用」は原料わさびのうち50%以上の本わさびのの割合を、「本わさび入り」という記載は50%未満の割合を示しているそうです。
なので、身近で親しんでいたチューブわさびは ほぼホースラディッシュだったんです。
ホースラディッシュのオススメ品種
そんな身近にあったホースラディッシュのなかでも玉木さんイチオシの品種を紹介します。
白宝
白宝は品種改良された西洋わさびで、香りは本わさびに近づいていて 本わさびほどツーンと残らず最後に甘さが残るのが特徴です。
ホースラディッシュレシピ
北海道ではホースラディッシュが瓶詰めとして売られているそうです。
瓶詰めの山わさびはご飯にのせれば ご飯が止まらなくなる美味しさと人気です。
山わさび醤油漬けはツナ缶と一緒に和えて冷製パスタにしたり、豚肉と一緒に焼いたりとアレンジとしても活躍してくれます。
わさび絶景
本わさび田
静岡県中伊豆にある本わさび田は世界農業遺産に認定された場所。
計算された水の流れや木の位置が見どころです。
この本わさび田は畳石式農法という石と砂利でできた農地で水はけがよく、綺麗な水が全体に行き渡るシステムで2年かけてワサビができるのだそうです。
西洋わさび畑
北海道網走地方にある西洋わさび畑は、サッカー場 約210面分と桁違いの広さ一面に西洋わさびの緑が広がっています。
11月に収穫を迎える西洋わさびの緑は、この時期だけの絶景となっています。
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