2020年1月21日のこの差って何ですか?では、ぽっこりお腹の秘密に迫っていました。
ぽっこりお腹の原因
ご飯を食べ終えたあと、お腹がやけにぽっこりと膨らんでしまう人がいますよね。
この原因は胃下垂と思っている方がいるかもしれませんが、実は原因は胃下垂じゃないんだそうです。
胃下垂とは通常の胃よりも伸びて垂れ下がっている胃の状態のことをいいます。

胃下垂の方でもぽっこりと膨らむことはありますが、そこまで膨らむことはないのだそうです。
そして、1940年代にすでに胃下垂は症状を出さないという研究結果が欧米では報告されています。
ぽっこりお腹の本当の原因は?
ぽっこりお腹の本当の原因は胃下垂ではなく、腸内に大量発生したガスのせいなんです。
じつは、このお腹ぽっこりの症状は医学用語でSIBOというのだそうです。
SIBO(シーボ)はSmall Intestinal Bacterial Overgrowthの略で、日本語にすると小腸内細菌増殖症という意味です。

とても分かりやすい名前ですね。
本来、小腸の中にはほとんど細菌がいません。
しかし、小腸内で細菌が過剰に増えすぎる状態のことをSIBOと呼び、その細菌が小腸内でエサとなる食べ物のカスを食べます。
そうすると、細菌が発酵を起こしガスが発生します。
正常な人のおならの回数は1日15回程度ですが、正常ではない場合1日25回以上おならをしているそうです。
おならとして出なかったガスはは腸で吸収されて血液中へ流れ、肺に達すると吐く息として出ていきます。
細菌はなぜ増える?原因①は筋肉
では、小腸にいないとされている細菌が増えてしまうのはなぜなのでしょうか?
原因は、小腸の動きが悪くなっているからだそうです。
本来ならば、小腸から大腸に押し出されるはずだった細菌が小腸の動きが悪くなってしまうことで小腸にとどまってしまいます。
そして、小腸は筋肉の塊です。
女性は男性に比べて筋力が弱いため、押し出す力も弱くなりがちなのだそうです。
小腸の長さは約6m〜8mと大変長くなっています。
この長さを扱うには相当な筋肉が必要となってしまいますね。
細菌の増える原因② 間食をする
そして、原因のもう1つは間食をすることなのだそうです。
腸は空腹であればあるほど強く動くおそうじ運動をしています。
ところが、間食をしてしまうとおそうじ運動が停止してしまい細菌が腸内で増えてしまいガスを発生させてしまいます。
ぽっこりお腹になりがちな食品
ぽっこりお腹の原因は細菌でした。
その細菌のエサになりやすいのは糖質です。
そんな糖質を含む食べ物は以下のようなものです。
お腹の調子を整えると考えられている人も多いかと思いますが、これはお腹に不調がない人には効果的なもの。

過敏性腸症候群や下痢、お腹の張りやガスの症状がある方には逆効果かもしれません。
食事を変えてお腹のポッコリ解消
ガスは発生させないためには基本 和食を心がけるのが良いでしょう。
中でも、お米は1番ガスを発生させない食べ物だそうです。

お腹のガスを発生させやすい食材は人によって違います。
なので、自分が何を食べたときにお腹がぽっこりしたかをチェックして、その食材を控えるようにするといいそうです。
教えてくれたのは江田証先生
このぽっこりお腹の原因と解消法を教えてくれたのは、消化器内科の専門医である江田証先生です。
江田先生は数多くのご本を執筆されています。
さいごに♪
いかがでしたか!?
ポッコリお腹は小腸の細菌が原因だったのですね。
ぜひ、気になるかたはチェックしてみてください。
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