2020年8月1日の世界一受けたい授業では、夏に知っておきたい蚊の入らない窓の正しい開け方と、虫除けスプレーの蚊にさされにくい塗り方を紹介していました。
蚊が入らない正しい窓の開け方
今年は換気の回数が例年より多くなります。
窓に虫が入らない開け方を実践して危険を回避しましょう!
窓は半開きにしてしまうと、窓と網戸の間に隙間ができてしまうため蚊が侵入してしまいます。
逆に網戸にして窓を全開にすると網戸と窓のフレームの部分が重なるので侵入経路をふさぐことができます。
虫除けスプレーの正しい塗り方
蚊に刺されない対策としてもっとも効果的なのが虫除けスプレーですが、この時期 やりがちな行為として虫除けスプレーをした上に日焼け止めを上から塗ってしまうことがあります。
虫除けスプレーの上から日焼け止めを塗ってしまうと虫除けスプレーの成分が蚊に届きにくくなり、効果が半減してしまいます。

先に日焼け止めを塗ってから虫除けスプレーを塗るのがオススメです。
上から虫除けスプレーを塗っても日焼け止めの効果は変わりません。
この夏気をつけたい虫TOP5と対処法
第1位 マダニ
マダニは毎年死者を出すほどに危険な虫です。
春に増え始め、夏を迎えて活発になります。
マダニの恐ろしさはライム熱や日本紅斑熱などの感染症を移す恐れや、重症 熱性血小板減少症候群を発症してしまう可能性があります。
万が一 発症してしまうと発熱や腹痛、さらには意識障害を引き起こします。
悪化すると多臓器不全が引き起こすことが多く、毎年100人前後の患者が発生します。
マダニは刺すとき頭を突っ込んで吸血します。
そのまま満腹になるまで皮膚から離れることはなく、1週間〜2週間ほど吸い続けます。
マダニの口が皮膚に残り、異物肉芽腫というしこりになってしう恐れがあります。

もし見つけた場合はピンセットなどで ゆっくりと引き抜きましょう。
自分で取れないと思ったら、慌てずに皮膚科を受診して取ってもらいましょう。
第2位 トコジラミ
高温多湿な夏の時期はトコジラミが活動しやすい時期です。
昼間はカーペットの裏や壁の隙間といった暗いところに隠れていますが、夜になると出てきて寝ている人の血を吸います。
刺されると眠れないほどの激しいかゆみと、ひどい腫れを引き起こします。
トコジラミは1年で300〜500個ほどの卵を産むので、一度家に入れたら短期間で家中に繁殖してしまいます。

トコジラミが繁殖すると、部屋に黒いシミができます。
この黒いシミは糞で、家の柱や家具についてシミになるそうです。
これが見つかったら、室内ですでに大量のトコジラミが繁殖している可能性があるそうです。
第3位 蚊
マラリアやデング熱など命にかかわる感染症を媒体し、世界では年間72万人が蚊によって命を落としています。
蚊は水面に卵を産んで、卵からかえった幼虫が水のなかで生活をします。
そのため、約100mの範囲に水たまりがあると蚊が寄ってきてしまいます。
さらに、蚊の侵入経路は窓や換気口ですが、それ以外にも玄関やベランダで待ち伏せをしていることもあります。
帰宅のときは周りに蚊がいないか、体についていないかチェックしてから入るのがオススメです。
冷やすことで炎症を抑えて痛みやかゆみを暖和することが期待できます。
第4位 ブユ(ブヨ)
ブユ(ブヨ)は山の中に生息し、朝や夕方など薄暗い時間帯に刺されることが多い虫です。
大きさは蚊より少し小さいのですが、ギザギザの口で皮膚を刺して吸血します。
刺されてしまったら、パンパンに腫れて非常に強いかゆみにみまわれます。
また、黄色や白など明るい色を嫌う性質があるので服の色にも気をつけるのも効果的です。
第5位 アオバアリガタハネカクシ
アオバアリガタハネカクシは体長7mmほどの虫で、梅雨から増えはじめて夏に活動のピークをむかえます。
おもに池や田んぼなど、草や木の葉の茂る水辺に生息します。
夜になると光に集まる習性があるので、夜 窓を開けっぱなしにしていると侵入される恐れがあります。
危険を察知したアオバアリガタハネカクシが体液を付着させ、その部分が火傷のようにただれてしまいます。

もし体に触れてしまったら、息で勢いよく吹き落としましょう。
コメント